フェロモンは、はたして香水で補うことができるでしょうか?
そして、異性を引き寄せるフェロモンはちゃんと出ているのでしょうか?笑
そんな疑問を解決すべくアロマ空間デザイナー 金澤明美さんに話を伺うことにしました!
美術館やイベント会場などを、香りで空間を作るのが現在の主なお仕事ですが
裏メニュー的に個人のお客様にも、ダウジングという方法でオリジナルの香りを創っている彼女なら
何かヒントをくれるはずです!
目次
フェロモンは、そもそも情報を伝えるもの

まず最初に整理したいのはフェロモンってそももそもどういうものなのでしょうか。
もともとは、昆虫が交信用に放出する分子の総称だったのがフェロモンです。
性フェロモン
道しるべフェロモン
集合フェロモン
警戒フェロモン
フェロモンとは情報を伝えるものだったんですね!
学校で学んだことを覚えている方もいるのではないでしょうか。
フェロモン自体には香りはなく、体内で生成されたフェロモンは、汗を出す器官である「アポクリン腺」を通して、汗と一緒に放出されるようです。
とはいえ、私たちは視覚だけでなく
「この人胡散臭い」とか、
「なんか匂う(怪しい)」など
人は見えない何か敏感に察知する時、嗅覚で表現しています。
フェロモンに関わらず、何かしら私たち生命体は体から匂いという情報を発信しているともいえるでしょう。
また、嗅覚、味覚、視覚、触覚、聴覚と言われる五感の中で、脳へ瞬時に情報が届くのが香りです。
ずばり、フェロモンを香水で補うことはできるのか

ずばり、フェロモンは香水などの別の香りで補うことができるのでしょうか。
アロマ空間デザイナーの金澤明美さんに伺いました。
(ここでは、エッセンシャルオイルについてご返答です。)

「エッセンシャルオイルには様々な効果が期待できますが、
”官能的な気分にさせる”
“性欲を高める”
といった、催淫(さいいん)作用が期待できるエッセンシャルオイルがあります。
イランイラン、ジャスミン、ローズ、ネロリ といったお花
サンダルウッド、ローズウッドなどの木
クローブ、ブラックペッパーなどのスパイス、などなど。
特にお花の香りには、人を惹きつけ、また自分の中の女性らしさを引き出してくれる、
フェロモン効果は期待できるはず!」
とのことです!!朗報!!
ジャスミンはインドやアラビアでは古くから「媚薬」とされ、インドでは新婚のベットにジャスミンの花を飾るとそうですね。
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ちなみに金澤さん自身は、以前お客様がある香りを希望されて、調香する際
チュベローズというエキゾチックな花の香りを選びご自身も嗅いだ瞬間、なんだか身体の力が抜けたような、緩んだ感じになったのだとか。
その後、皆で食事を食べにいった時、
「仕草が別人のように、女性らしく変わった!」と周りから驚かれたのだそう。
周りの皆から同様に言われ、明美さんご自身も驚いたとのこと!
今考えると、あればチュべローズ効果だった!と納得されたそうです。
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催淫作用の期待できるお花の香りを嗅ぐと、眠っていた・・・もしくは抑えていた自分の持つ女性らしさが呼び起こされるようです。
本能的には、「嗅ぎたい=知りたい」ということ

そもそも香りを嗅ぐということはどういうことなのでしょうか。
犬の挨拶は、相手のお尻を嗅ぎあうもの。
匂いで相手を知るわけです。匂いにさまざまな情報が詰まっているんですね。
つまり“嗅ぎたい=君のことをもっと知りたい”
ということ。
そして、
現代は視覚世界からの情報過多な現代。
ここは、あえて香りによって得られる感覚的情報を意識してみるのはいかがでしょうか。
嗅覚こそ、頭で考える余地がありません!もっとも本能的なもの。
外の情報以上に、あなたに必要な情報を感覚的に知らせてくれるかもしれません。
実験:実際に香りと、その人物の印象との違いを感じてみた
本当に人はそれぞれ香りが違うのか・・・そして視覚からに情報と嗅覚からの情報は異なるのか。人の香りに興味津々ということで、数人の女性の耳の裏の香りを嗅がせていただきました。
(今後も許せばいろんな方の香りを嗅がせていただきます。笑)
●モデルAさん
見た目:大人っぽさが垣間見れるファッションスタイルの中に女性らしさがある人
香り:可愛らしい白と黄色の小さな花に潮風が吹く感じ。
この香りを嗅いであらためての印象:男性的な考え方もできる女性なので、逆にとても可愛らしいお花の印象があるのに驚きました。
周りの人やご自身が思う以上に本来はもっとフェミニンで少女のような人なのでは?と個人的には思いました。
●モデルBさん
見た目:美人でかつ、1/fのゆらぎのような色っぽさもある魅力的な人
香り:色気というよりもマットで水色のような聡明さが感じられる香り
この香りを嗅いであらためての印象:本質もとても知的な人なのだなと。外面は女性らしく、内面が聡明なんて素敵な大人。
●モデルCさん
見た目:明るくてオレンジ色が似合う色気とフェミニンさを両方を持つ女性
香り:安心する土のような香り
この香りを嗅いであらためての印象:とても芯が深く自分のベースをしっかり静かに持っている大地のような慈愛のある方なんだな。
ということで、見た目や中身と私が嗅いだ時に感じる香りのイメージが少し違う部分があり、香りを嗅ぐことでその人の本質を知ることができた気がしました。
ちなみに、嗅覚が一番優れているのは30代だそうですが、嗅覚も鍛えられるそうです。
視覚からの情報や、話した印象などとは違い、嗅覚はダイレクトにかつ本質を伝えてくるような気もしました。
「香りはダイレクトに脳へと届く」金澤明美さんからのメッセージ!
「香り成分を鼻から吸い込むと、ダイレクトに脳の奥の中枢にある、大脳辺縁系に届いて、心身に働きをかけます。この大脳辺縁系は人間の本能や記憶や情動を司る、古い脳、感じる脳と言われます。
嗅覚を使って、頭で考えるのではなく、本能で動く!
その為にも催淫効果の期待できる香りを身につけて、フェロモン効果を体感してみて!」
とのこと!
ということで自分の好きな香りや好きなお花の香りを使って、心身を開放させご自身の女性性を高めてみてはいかがでしょうか。
以上、フェロモンは香りで補えるのか、そしてフェロモンの考察でした!
ではアディオス!
アロマ空間デザイナー 金澤明美

アロマ空間デザイナー 金澤明美
香りのオリジナルデザインとアロマ空間演出を手がける『alo*mana 』主宰
一貫したテーマは、『パーソナルなフレグランスは、よりオリジナルに』『パブリックな空間に、よりアロマの可能性を』
パーソナルなフレグランスは、その方の内面の魅力を引き出す独自のカウンセリングを通して、オンリーワンの香り創りを心がける。
パブリックな空間では、ブランディングやおもてなしなど様々なクライアントのニーズを充たす香り創りを展開。ホテル、コンサート、オフィス、ショップなど、その目的にあったオリジナルアロマでの空間デザインを提案している。
(実績:ホテル:ホテルインターコンチネンタル東京ベイ 他、美術館:松岡美術館、コンサート:東儀秀樹 UA 溝口肇 他)
また、アロマ空間デザイナー養成スクールの講師〈アットアロマ(株)〉および、アロマのあるライフスタイルを提案するセミナーや商品企画も手掛けている。社団法人アロマ環境協会認定インストラクター
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外部サイトで、フェロモンについて詳しく掲載していたものがあったので
こちらもぜひフェロモンに興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
https://kira-to.com/pheromone-woman/
[voice icon=”http://ureshi-gohan.com/wp-content/uploads/2017/06/3-ureshi-2016.jpg” name=”Mayumi” type=”r”] 女性を華やかにしてくれる香りは、脳にダイレクトに届き普段おさえている女性らしさを開放してくれるのかもしれません。だとしたら、好きな香りを身にまとうことは、とても有効的!幸せな香りに包まれて日々過ごしたいものです!
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