言葉のファンタジスタまゆみです!
今日はkバレエカンパニーの白鳥の湖を観てきました!
熊川哲也さんが、「バレエの母」だという白鳥の湖!
うーん!美しかった!そしてオーケストラの音楽の調べの感情や情景を感じながら観ました。バレエ音楽好きだ。
まさに音楽を動く絵画を観ているようでした!
バレエで誰もが知る白鳥の湖は、観た人の数だけ、そして、演者の数だけ見え方がある。
だから面白い!ということで、バレエ観劇初心者の私が感じたことを書き進めます!
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バレエの王道 白鳥の湖 ざっくりあらすじ

ざっくりと白鳥の湖がどんな内容かを話すと、悪魔によって夜の姿だけ白鳥から人間に戻れる王妃オデットがいて
誕生日を機にお嫁さんをもらわなくてはいけない王子ジークフリードがいて、やだなーって思いながら誕生日プレゼントにもらった矢を持って狩りに行ったら、森の湖で出会ったオデットに恋する!
オデットは初めて愛した人によって永遠の愛を誓ったら人間に戻れるのに、誕生日の舞踏会で悪魔のロックバルトが誘導するオディールを、オデットと間違って結婚の契りを結んでしまう!
ガーンどうすんの!?
という話で結末は、そのバレエ団によって異なるわけです。ざっくりそんな内容です。
矢内千夏さんのオデットandオディール
普段宮尾俊太郎さんと組むことが多い中村祥子さんの踊りを観ることが多い私でしたが、今回矢内千夏さんが踊る姿を初めて観ました!
ああ、美しいなぁと。
本当に、矢内千夏さん踊るオデット舞台に重力ないの?? というくらい軽やかで、柔らかい!
登場した瞬間、ティアラが照明でときおりキラキラと輝く瞬間があって、それが儚くて美しくて少女の頃憧れた何かがくすぐられました。
そして、
あ!人間から白鳥になっちゃった!
という瞬間が手にとるように分かり、白鳥たちの舞はまさに幻のようでした。ああ、これが王道の白鳥の湖の世界なのかと。
ああ、この聴いたことのある音楽の調べはここで使われるために生まれた曲なのかと。 なんだかじーんとしました。
オデットは、儚げでかつ気品があるけれど、黒鳥であるオディールの悪女感の中に何処か純粋さのようなものも感じてしまった。
逆にその後の王子に裏切られてしまったオデットは、気高さと、白鳥たちを束ねるモノとして魔法を解くための責務があり、果たして最初に打算はなかったのか?純粋無垢だったのだろうか?
と女性の本質、女性の業を観たような気がしました。果たしてオディールは悪女なのか。むしろ賢明に踊る姿はピュアともいえるのではないか?
人間の二面性。善なのか悪なのか、それは決して白黒はつけられない。みたいなことを考えさせられる!
ジークフリード役高橋裕哉さん
そして王子役の高橋裕哉さん。美しい手足!
ジークフリード役は捉えにくい、演じるのは苦手というダンサーも多いそうですが、うむ。
え、オディールを、オデットと勘違いしちゃうなんて、王子って、、王子って!?大丈夫?気付こうよ!(8時だよ全員集合で、ボケてる志村けんさんにうしろうしろ!とかいいたくなる感じ)
女王のお母さんの言いなりなの?マザコン?という疑問は拭えませんが、本気でオデットであってほしいと願うからこそ、間違ってしまうのかしら。
なんだか滑稽にもみえてしまう部分があるから、すごく演じるのは難しそう!でも男性の性をまた現してるような。笑。
悪魔のロットバルト役宮尾俊太郎さん
はい、大好きな宮尾俊太郎さん。冒頭で出た瞬間美しい!と思ってしまった。
そして存在感、華やかさ、見えない舞台全体の空気をひっぱるチカラ。
そして王子のお誕生日会でスペインの貴族として現れるお姿の美しいこと、美しいこと。
気品あふれる姿に、ロットバルトは、もしかしたら元は人間だったのでは?と感じてしまうほどでした。
舞台の空気やリズムを操るという意味では、白鳥たちと回転するシーンなどはまるで一体となり一つの生き物のようにもみえた。まさに操っているかのよう。
さまざまな、見え方が有るでしょうが、ロットバルドははたまた本当に悪の化身なのか。
人生でいえば、転機に現れる兆しのようでもあるし、フクロウの化身というのも、フクロウは知性を表すわけで。
悪魔なのか、それとも人間の本質を露わにする存在ともいえるし、最後のロットバルトは苦しそうだった。
もしかしたらよ。
一番ロットバルトが王子に真実の愛を貫いてほしかったのではないかしら。
どんなに妖艶だとしても
どんなに魅力的な魔力を持っていても。
悪魔になりきらない人間性のような、本当はそこを超越するものに、出会いたかったのではないか、、なでなど、演じるダンサーたちによって異なるニュアンスがでて、さまざまなことを想像し、考察する楽しさ!特に白鳥の湖は、見た人の感性の数だけ、そして演者の数だけ、見え方感じ方が異なるのがおもしさかと!
シアターオーケストラトーキョーの奏でる音楽

そして欠かせないのはもちろん生のオーケストラ。熊川哲也さんは、常に音楽の中に答えがあると、音楽の中に心情や情景があると。
だからこそ、私は音楽を聴いて聴いて感じてそこにある心情や情景を感じるように耳を澄まして聴いていました。
まさに、わたしの脳内ではことばとして聴こえてくるのてす。第四幕目の奏でる音楽の中には、濃霧を感じ、実際にも舞台の幕があくと深い霧。
そう、音楽の中に情景がある。
だから、バレエが総合芸術だという所以は、音楽をビジュアル化するような凄さがあり、動く絵画のようであると。
そしてそこには心情があり、ぐっと引き込まれた瞬間には、その時踊り手と一体になれるのだなと。
夢の中の世界にふれ、バレエ音楽は踊るための音楽だからこそ、繰り返すリズムがあり、ああ、生きてるリズムなのだなと。
わたしなりに、自分の文体や話をするリズムもまるでバレエ音楽のように、時には軽やかに、時には優雅に、時には気高くあるように意識してみようと思いました。
感謝でした!!
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今回は初めて友人と観劇しました。もっとわかりやすく入り込みやすい説明ができたらよかったかしら?などと思いつつ
でもうれしかったな!!!
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ではアディオス!
宮尾俊太郎さんありがとう!バレエ音楽にはまりそうですし、身体を食事から変えてみようと思います。
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