2019年5月から新しい年号が、令和に変わる。
初めて日本の和歌から選ばれたということにも新しい意思が感じられる。
「和」という文字には、やまとことばで、なごむ、なごやか、あえるなどの意味合いがある。
新しい年号となる今この時も、日本の意図を私は感じている。
私たちが住む日本という国は、本当に素晴らしいと思う。世界を知って、日本を知る必要があるし、誇りを持って世界基準で生きたい。私はそう思っている。そんな中、新しい衣文化を生み出す工業デザイナーに出会った。
進化とは、ある意味タブーを超えること。変化することなのだと思う。
かぶいていこう!異質であることを恐れずに、変化し、進化し、生み出していこう!
伝統と言われている日本文化もまた、変容し進化した一つの形にすぎない。
平成元年生まれの戸田光祐さんが手掛ける日本の新たな着物「和の衣(わのころも)」
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八王子で人気沸騰中のユーチューバー中野さん(面白い男がいる。You Tuber中野智行…八王子のアラフィフ期待の星)から、私にぜひ繋げたい人がいると紹介していただいたのが平成元年生まれの工業デザイナー戸田光祐さん。
日本の言葉や衣服についての文献を読み漁り、新たな着物の形として、「和の衣」をデザインした青年だ。お会いして、すぐに興味深いたくさんのお話を聞かせてくださった。
「衣服は景色であり、私物というよりも公共物に近い」という思想から、日本古来の着物と西洋のスーツを融和し、「和の衣」を手掛けたという。現代に合わせたスーツ感覚で着こなせる機能性と、日本らしさや日本の美意識が共存する「和の衣」は、すでに、これからの日本を担う人たちが身にまとっている。モダンでかつ、日本の和の印象を崩さない。