これからAIがどんどん人間に変わってやってくれることが増えてくる。あった職業がなくなっていく。そして、一人一人が、令和となり新しい時代にあったものを創るトキなんだと思う。
だからこそ、学びたいこと、やってみたいことに素直に挑戦して自分なりの新しい回路を開いていこう!
新しいジャンル、新しい仕事の概念、今、世の中にないのならば新しい世界を作っていこう!
私は洋のバレエもスキ!その素晴らしさがある。では日本舞踊は?自らの日本の文化を語るのに、何も知らないわけにはいかない。せめて美しい所作を学びたい。
日本舞踊。内観する時間。腸腰筋を鍛える

右も左も分からないまま、日舞の初稽古に行かせていただいた。まず、すぐに気がついたこと。私の身体は洋服に合わせた外側に開いた、ふてぶてしい身体になっていたなと。
まず最初に見学に伺った時に概念が変わった。日本舞踊って、噺家さんみたいに一人でいくつもを演じ分ける。他者と自分。2つの視点を持つ。
そして、使われていない腸腰筋の存在を認識した。
指ひとつひとつにも表現の意味がある。すべての仕草が美しい、所作の全て気品があふれる裕志朗(ゆ う し ろ う)先生。

昨日久しぶりにジムで身体を動かして清々しい気持ちになったが、また踊りというジャンルで身体を意識するのは面白い。
日頃足が先に進んでしまう、大股歩き。
「違う!内臓から先に動かすの!」腰とお尻に手を当て理解した。足が先にいって、腰が遅れているではないか!
内臓を先に動かすという指導表現にもびびび!
なるほど。私は腸については食事で学び医学の先生からも学んだけれど、やはり腸なのだ。肚なのだ!日本人は頭でなく肚で生きる民族よ。
ひとつひとつのお話がとても興味深い。人生の先輩から学べる機会はなかなかない。しかも、この初心者の何も分からない私に声をあらだてることなく、丁寧に唄の意味を動きを教えてくださる。
深い。
踊る姿をみても、うっとりする。まったくぶれない軸。

美しいものは、美しいのだ。所作に在り方が滲み出ている。先生のお側にいるだけでも、価値がある。
生きる姿、舞の中で別の人格を生きる

一人一人舞う曲目を選んでくださった。
私は芸者の玉川という曲目。みな、それぞれ異なる。

む、む、むずかしい。でも使わない足の歩幅動き、何度も何度もわかるところまで進んではまた最初からの繰り返し!
臍と腰骨、内側を意識する。
実は前日は正座がつらかった!現代っ子め。
でも稽古の後、先生の舞を見学している間は、正座がつらくなくなっていた!安定している!むしろ気持ちがいい!
昨日までは、少しでも正座でいるとつらくなったのに!とはいっても大した時間ではなかったけれど、身体的変化を感じた。
軸なんだ!軸から動きを紡ぎ出す!心もそうだ。國體(国体とは本来この字を使う。體という字は豊かな骨とかく)体の使い方も軸なのだ。
内側の内側へ、心を研ぎ澄ます時間は周りの音、人が聞こえない。ひたすら身体の動きを感じる。途中先生がまた指導してくださる。その繰り返しの中で、体感していくしかない!体幹を!
先生は復習しなくていい、外で学ばなくていいとおっしゃる。お稽古のその瞬間にどれだけ生きれるかなんだ。わたしは続けるという気持ちがプレッシャーになってしまうのです。だから、毎回初めてのつもりで、いかせていただこうと思う。
お稽古では見学も受け付けています。
日本舞踊藤間流 藤間裕志朗先生のHP
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