サンジェルマンデプレといえば、カフェドゥマゴとカフェドゥフロール
言わずと知れたパリのカフェの王道ですが、本物に触れる時間はよいものです。
ということで、今回はカフェドゥフロールで感じたことをお伝えしていきます。
サンジェルマンデプレ、カフェドゥフロールで過ごす
遅くおきた朝は、4番線メトロに乗って、サンジェルマンデプレへ。

この駅名となっているこちらの教会がサンジェルマンデプレです。

その向かいにあるのが、カフェドゥマゴ。
最初は、カフェドゥマゴへ行き、ルーセル先生が二階のあるカフェドゥフロールと勘違いして二階に行ってもいいかギャルソンに尋ねると、
「うちは二階はないよ、君はカフェドゥフロールと勘違いしているね。でもうちのカフェで過ごしてもいいんだよ。もちろんカフェドゥフロールにいってもいいけどね」とウィットに富んだ受け応えをするギャルソン。
あーすてき。
本当に美しい。そのすぐ近くにあるのがカフェドゥフロール。どちらも有名ですが、カフェドゥフロールの二階には文豪たちが集まり語り合い、文化を広げたという歴史があります。サルトルは一日中過ごしたとか。

しかし、ギャルソンがカッコいい!

二階は朝は閑散としていたので、やはり気持ちがよいテラスへ。

ということで、メニューを拝見。

カフェ・オ・レを選んだつもりがカプチーノがきたのはよしとして、バゲットとエシレバター、ジャムを頼みました。

このシンプルな組み合わせが最高に美味しいのです。小さなバゲット一本は、焼き具合やしっぽのほうと味わいが異なり、焼きたてなので噛めば噛むほど美味しいハーモニー。

カフェに浸してもまたよろし。対応してくださったギャルソンの奥様は日本人とのこと。ギャルソンが誇りを持って仕事をしているからこそ、歴史が積み重なり、10年以上ぶりに訪れてもこうして繁盛しているのだと感じます。

そして我々を虜にしたギャルソンが彼!立ち振る舞い、出で立ち、スマートさ、素晴らしい!ついノートにスケッチしてしまいました。仕事を全うし、受け応えもやさしく、白くパリっと糊付けした体にあったシャツ、ルーセル先生も絶賛の彼!

つまりこうして伝統を引き継ぐカフェがあるのは、誇りを持ち笑顔を絶やさずサービスをするギャルソンたちによって支えられているのかと。

またこちらのイラストは、フランスで有名な「プチ・ニコラ」というお話のイラストレーター、ジャン=ジャック=サンペさんが描いたもの。人の営みと爽やかさパリのよさが伝わるステキなイラストです!
こちらを持ち帰っていいか尋ねるルーセル先生。
するとギャルソン
「持ち帰れないよ」
え?と思ったら、
「その代わり新しいのをあげるよ」と用意してくれました。
すてき過ぎる受け応え!
このウィットに富んだ会話ができるギャルソン!パリは都会だけど冗談をいったり、会話をする楽しんでいる。今を生きている!ここがステキ!
私たちも日々出会う人との会話や、ちいさなやり取りも楽しんで過ごしたいものです。ついつい心地よくて遅めの朝食でしたが、すっかり時が過ぎてしまいました!
「文豪たちが語り合ったのは、カフェドゥフロールだとして、今はSNS上で語り合っているとも言えるわね」とルーセル先生。
そんなパワー溢れるカフェドゥフロールでこちらの記事はアップしました。
とにかくも気持ちの良い空間にはかないません!あなたの心地よい場所はどこですか?
そして日常こそ、ウィットに富んだ会話と、何気ないおしゃべりを楽しみ豊かな人生を歩みたいものです。
オヴァア!
mayu from iPhone