アトリエフロラリー、フランスといけばな

パリの郊外。

アトリエフロラリー主宰のルーセル仁美先生は、日本でもフランスと日本の架け橋としていけばなを教えていらっしゃいます。そして、フランスでも教えていらっしゃいます。

先生にとって、いけばなとは?フランスとは?聞いてみました。

「そこに在るもの」

先生にとって、いけばなも、そしてフランスのこの環境も全て呼吸のようにからだの一部。

そんな先生のレッスンにお邪魔してみました。




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庭から枝や実をいただき、素材にする



アトリエフロラリーを主宰した初めの頃の生徒さんだというミレイさんのお宅で行われた、パリ出張レッスン。


奥に写るのがミレイさん。味噌も麹から作ったり、料理が本当に上手。また庭仕事を愛していて、一日の大半を庭仕事で過ごすことも(ミレーさんについてはまた別記事にて)10年前にこちらの家を購入した時から庭にあるという大きな木は、いちちぐや、三種のリンゴの木、そしてクルミの木やヘーゼルナッツの木などが今も豊かに育っています。

いちぢくはジャムにしたり、ご近所におすそ分けしたりするそう。庭に実のなる木があるって本当に豊かです。日本でも、田舎だと南高梅や、柿などが育っていますが、そういうお庭を大切にしたいものです。


たわわになったりんごの木からは、自然に実が落ちてきて、鳥たちのごはんにもなっています。


奥には家庭菜園があって、山椒やシソ、ネギなどの日本の薬味のほかにベルベンヌなどのハーブが育ち、


奥には立派な月桂樹の木も!


こちらクルミの木。クルミの木の葉っぱってレモンのような爽やか香りがするんです。


そんなすてきなお庭から、今回は実物を活けるということで、素材をいただくことに。ルーセル先生は、日本では市場で花や枝を調達するそうですが、フランスでは枝ものはこうしてお庭から譲っていただき、活けるのだそう。

ミレイさんの愛犬、トミーも一緒にお庭を散策です。

一期一会、フランスで、花を活ける。



大きな窓に囲まれた美しいリビングで、スタートです!こんなリビングが欲しい。


ミレイさんのお宅は本当にすてきで、うっとりなんです!


こちらは先ほどのベルベンヌの葉を乾燥させたもの、精神安定の効果があるお茶で、リラックスできます。


さあ、早速開始です!東京で3年習い、その後も学び続けている方などがいらっしゃいました。ミレイさんも師範までもっており、韓国に駐在中はいけばなを教えていたそうで、花器もさまざま!


最初はこんなに枝をカットして胸が痛みましたが、


光溢れる環境の中、いちぢくの枝や実、りんごの実に新しい命が吹き込まれていきます。


本当に、すてきな空間でうっとり!


こちらは、力強くカッコいい。そして、ご自宅のエントランスの空間にしっくり合います。フランスといけばなって、こんなにも合うのだな、、というのが印象。


暖炉の上での作品。銅板のカラーと、リンゴの赤がリンクして美しい!


こちらの作品は、わびさびの世界!潔い!そして、カッコいい!この環境が作品を引き立てます。

そして今回、苦戦しながら私も参加させていただきました。


こうしてまさかフランスで、いけばなを活ける時が来るとは思ってもみませんでした。脳内に汗をかきかき、ありがたい機会でした。

花は活けたら人になる



その土地に育つ木で、実物で、美しいインテリアの中、花を活ける。

一期一会の世界。

花を活けると書いて、いけばな。

「花は活けたら人になる」

草月流を創流した、フランスにゆかりのある勅使河原蒼風氏はそうおっしゃったそうですが、こうして、また日本とは異なる環境で、活けるいけばなは、こんなにもしっくりとフランスに馴染むのかと私は感じました。

稀有な機会に感謝いたします!

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